1949-05-22 第5回国会 衆議院 農林委員会 第29号
從つて生産費を保障するという意味においてバツク・ぺーをするということを考えます場合には、同時に第一次にきめた價格が生産費的にどうであつたかということを、一ぺん振り返ろうじやないかというところから出発いたしまして、現在の三級方式というのが生れているわけであります。三級という比率につきましては別段理論的根拠があるわけではないのであります。
從つて生産費を保障するという意味においてバツク・ぺーをするということを考えます場合には、同時に第一次にきめた價格が生産費的にどうであつたかということを、一ぺん振り返ろうじやないかというところから出発いたしまして、現在の三級方式というのが生れているわけであります。三級という比率につきましては別段理論的根拠があるわけではないのであります。
それでは残された手段として、生産費の中に入れるかどうか、あるいは現在入つておるのかどうかとういう点につきましては、現在の米價のきめ方は、申すまでもなく御承知の通りのパリテイー計算でありまして、從つて生産費を一々分析いたしまして、積み上げた價格ではございませんので、その中に盛り込むという措置はできないのであります。
從つて、生産費が高まるという実情にあるのでございます。もしも、日本の農民の生活がもつと経営が樂にでき、そうして知的水準が高まりますならば、おそらく日本の主要食糧は自給自足できると私は確信するものであります。政府は、この米價をつり合いのとれた値段に改訂する意思があるかどうか、こういうことをお伺いしたいのであります。なお、このパリテイーにおきましても、工業生産品との間にきわめて不公平がある。
從つて生産費も高くなる。その例は鉄道を見ても、電信電話を見ても、また電信電話や鉄道とは違いますけれども、ただいまの発送電や配電会社をつくりますときにも、私は徹底的に最後まで反対した一人であります。
物が不足いたして参りますると、從つて生産が不足して参りますると、從つて生産費は高くなるのであります。生産費が高くなりまするからどんどんインフレが激化する。
從つて生産費を割る米價については賛成できない。こういう議論を進めたのであります。併しその議論からいえば千八百円ベースが壞れるのではないかという二つの議論の上に立つて、遂にこの問題については結論を得なかつたのであります。